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東京の自然にタッチ 里山へGO! ログイン

活動レポートREPORT

城跡で竹の伐採体験!歴史と自然に触れよう!【2024年2月18日実施 / 勝沼城跡歴史環境保全地域 / 自然観察 / 竹伐採 / ササ刈り / 竹を使ったクラフト / ヒノキの玉切り体験 / 東京ボランティア】

今回の里山へGOは、JR青梅線東青梅駅から徒歩10分、勝沼城の遺構とスギ・ヒノキ林、アカマツ林、竹林などが広がる、自然が一体となった勝沼城跡歴史環境保全地域で開催しました。

ここは加治丘陵の南端に位置し、樹林や谷戸などの多様な環境を好む動植物が数多くみられます。春の足音を感じさせる暖かな気候と風の中で、保全活動を行っていきました。

開会式の様子

まずは、自然観察会からスタート!地域内に生息する動植物や勝沼城の歴史について、勝沼城跡みどりの会の方の解説を聞きながら散策します♪

自然観察会

勝沼城は、鎌倉時代末期(1300年頃)に築かれた平山城で、空堀(からぼり)や土塁などの遺構を、現在でも見ることができます。勝沼城の話は大人も子どもも興味津々!

合わせて植物を中心にした観察会も行われました。
少し落ち葉を掻きわけると…
「ツルアリドオシ」のかわいらしい赤い実を見つけることができました。
夏ごろには、白い小さな花をつけます。

ツルアリドオシの実
自然観察会の途中でササ刈り体験も♪!
樹林の下の林床は、定期的に手入れしないと、
アズマネザサが繁茂してしまい、他の植物の生長を阻害してしまいます。
春に沢山の植物が生育するように、できるだけ地際からササ刈りします。

ササ刈り

さて、休憩をはさんで次は竹の伐採にチャレンジ!!
竹が過密になっているところを中心に作業していきます。
リーダーから作業についての説明をうけ、
竹を倒す方向を慎重に決めます。

竹の伐採

伐採ができたら、次は枝払いと玉切りです。
不要な枝を落として、運びやすい長さに等間隔に切っていきます。

枝払いと玉切り


切り終わった竹は集積場所へ運搬し、
午後に使うクラフト体験用にも竹を使うため、少し小さめのものも用意します!

クラフト体験

活動の最後はクラフト体験とヒノキの玉切り体験です♪
先ほど切った竹をお皿やコップ、竹トンボに加工していきます。
家族ごとにリーダーたちがサポート!
アドバイスを受けながら、オリジナルの竹細工が完成しました!

竹を使ったクラフト体験

こんなの作ったよ!と子どもたちが見せに来てくれました♪

クラフトを作りつつ、ヒノキの玉切りにも挑戦!
「竹と違って簡単に切れない!」と大人も子どもも苦戦していましたが、
材の違いや、どうしたら早く切れるのかなど
手作業の大変さも理解してもらうことができました。
ヒノキは切るととってもいい匂い…切るのはひと苦労でしたが
汗をかきながら、いい香りが漂う癒しの空間でした。

ヒノキの玉切り

勝沼城跡歴史環境保全地域での1日プログラム、皆さん本当にお疲れ様でした!
作業に取り組む皆さんは、とってもいい笑顔が溢れていました♪
以上で、本日の「里山へGO!」は、終了です。

今年度の里山へGO!も残すところあと2回。
東京に残る貴重な自然を、これからも皆さんの手で守っていきましょう!!
またのご参加を、ぜひお待ちしております!!