市街地に残るアカマツと名木の森を守ろう!【2023年9月9日実施 / 清瀬松山緑地保全地域 / 自然観察 / 笹刈り / 除伐 / 落枝整理 / 東京 / ボランティア】
西武線清瀬駅から徒歩10分、市街地にありながらもアカマツ林や大木が多数生育する、自然豊かな「清瀬松山緑地保全地域」でイベントを開催しました。
この日は台風の影響でどんよりとした雲が広がり、朝から小雨がパラついていましたが、雨は止むという天気予報を信じてイベントをスタート!!
まずは、団体の方からこの緑地保全地域の歴史についてお話を聞きました。
武蔵野の雑木林は、江戸時代に作られたって知っていましたか?
アカマツやコナラ、クヌギを植え、それを薪や炭、農地の肥料にして江戸の生活を支えていたそうです。
タメになる話を聞いたあとは、自然観察へ。
リーダーの解説を聞きながら、緑地内に生息する動植物を観察しました。
こちらは「清瀬の名木・巨木100 選」に選ばれているヒマラヤスギです。
なんと、樹高30メートル超え!!
立派な姿に、みなさん感動していました。
名前に「スギ」とついていますが、実はマツの仲間。
この日は松ぼっくりがなっているのを見つけました!
この松ぼっくり、と~っても大きいんですよ。
手に持ってみると、このとおり!
うす紫の蕾がキュートなこの植物はヤブランです。
名前に「ラン」とついていますがランの仲間ではないんですよ。
植物だけでなく、生き物も観察しながら緑地内をぐるりと散策して、自然観察を楽しみました♪
次は森の手入れを行います。
笹刈り・樹木の伐採・落枝整理の3チームに分かれて活動しました。
笹刈りチームは、繁茂している笹をのこぎり鎌で刈り取ります。
みんなで力を合わせて、どんどん刈っていきます!!
樹木の除伐チームは、健全な林を育てるために不要な木をノコギリで切り倒します。
切り倒した木は、運びやすくするため枝を払い、長さを揃えます。
短い時間で、こんなに伐採できました!
落枝整理チームは、林床をきれいに保つため、落ちている枯れ枝や折れ枝を集めていきます。
森のお掃除ですね♪
緑地内を一周しただけで、リアカーいっぱいの枝が集まりました!!
各作業のメンバーを入れ替えて、すべての活動を体験していただく予定でしたが、雨が強くなってきたため、やむを得ず途中で終了することに……。
悪天候にもかかわらず、イベントにご参加いただき、ありがとうございました!
清瀬松山緑地保全地域では、2024年1月にも「里山へGO!」のイベントを開催予定です。
次回もご参加いただけるとうれしいです♪
今回ご指導いただいた団体「清瀬の自然を守る会」のHPもチェックしてみてくださいね!
詳細はこちら!