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活動レポートREPORT

みんなで明るい森を育てよう!【2023年7月23日実施 / 八王子大谷緑地保全地域 / 自然観察 / 萌芽更新 / 下草刈り / 間伐 / クラフト体験】

本日は、コナラやクヌギを中心とする明るい雑木林が広がる里山「八王子大谷緑地保全地域」で里山活動です。 朝からよく晴れて、絶好の活動日和となりました!本日も楽しく活動していきましょう!

雑木林

活動を始める前に、まずはみんなで準備運動をします!
ケガをしないようにしっかり体をほぐしていきます。

準備体操
準備体操が終わったら、班に分かれて自然観察へ出発!
夏の里山では、どんな生き物と出会えるのかな♪

自然観察

自然観察の途中、リーダーから、八王子大谷緑地で計画的に行っている雑木林の管理方法のひとつ「萌芽更新」についても教えてもらいました!萌芽更新とは、年月を経た樹木を伐採し、新たに切り株の周りから芽生えた芽(萌芽)を育てることで、雑木林の若返りを図る保全活動です。

雑木林

昔は、クヌギやコナラといった木々はある程度の大きさになると炭やまき等、生活の一部として使用していました。しかし、文明の発達と共に段々と使われなくなり、結果として木が育ちすぎ、日の光が入らない暗い森へ…。
そして高齢化した樹木は、病気にかかりやすかったり強風で倒れやすかったりと危険も高まる為、15~25年位のサイクルで伐採し若返らせるこの方法は、安全かつ様々な動植物が生息できる環境へと繋がるそうです!

自然観察

手入れをする前は暗く荒れた雑木林と化していたこの場所も、今回の講師である「八大緑遊会」のみなさまが継続的に手入れをしているおかげで、様々な生きものが棲める明るい森に生まれ変わりました♪この状態を継続したいですね!

花

自然観察から戻った後は班ごとに下草刈りを行います。
繁茂した下草を刈り取る事で、地面に日の光が届き、他の植物の成長を促すことが出来ます。
今回は刈り込みばさみを使って、広場周辺の草刈りをしました♪

草刈り
草刈り

皆でやると早い!あんなに草が生い茂っていた斜面に土が見えてきました~。

草刈り
草刈り


下草刈りの後は、クラフトをする班と、間伐をする班に分かれて活動しました。
クラフトでは、保全地域でとれた間伐材や植物を活用していろいろなものを作っていきます♪

間伐
クラフト体験

間伐材を活用したブンブンゴマや…

ブンブンコマ

竹材を使った竹笛などを作りました!
このほかにも、植物のしおりや、コースターなども作りました☆

竹笛
花のしおり


間伐チームは、小さめの木の伐採にチャレンジ!
まずは、周辺の草を刈り取って足場を整えます。

草刈り

足場を整えたら、いよいよ木の伐採をおこないます!
最初は、木を倒す方向に「受け口」という切り込みを入れます。
受け口が向いている方向で、木が倒れる方向のほとんどが決まるため、とっても重要な作業になります。

間伐

受け口ができたら、受け口の反対側から鋸で切り込みを入れて「追い口」を作ります。

間伐

そうすると木が倒れ始めて…無事に木の伐採に成功しました!

木の伐採
木の伐採
木を切るのは大変な作業ですが、その分、達成感がありますね!
伐採した木は一定の長さに切って一か所に集積しました。

木の伐採


最後に、閉会式で何人かに感想を発表してもらいました!
「楽しかった!」「木の伐採は大変だったけど、達成感があった!」などなど、うれしいコメントをいただきました♪

閉会式


本日の活動は以上で終了となります!
みなさま、暑い中お疲れ様でした☆

今回の活動を通じて、自然の楽しさを知っていただけたら嬉しいです♪
またのご参加お待ちしております!

今回ご指導いただいた団体「八大緑友会」の活動もチェックしてみてくださいね!
詳細はこちら⇒ http://www.midorisupport-hachioji.org/hachidairyokuyukai