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東京の自然にタッチ 里山へGO! ログイン

活動レポートREPORT

学生限定!自然体験プログラム!【2023年2月18日実施 / 八王子滝山里山保全地域 / 自然観察 / 学生 / 間伐材 / 薪割り / 保全活動 / 東京 / ボランティア】

今回は、より広い世代の皆様に里山活動への興味・関心を持ってもらうため、中学生以上の学生の方を対象とした体験プログラムを開催しました!学生のみんなと楽しく活動していきたいと思います♪

こぶしの芽

2月の八王子はとても寒く、池に氷が張って霜もおりていましたが、身体を動かして芯から温めていきましょう!

霜

まずは、リーダーから里山の生態系や、里山と人との関わりなどのお話を伺います。付近に暮らす動物のはく製も見せていただきました!

はく製

「里山」とは、人が関わることで形成された環境が存在する地域のことです。生活をするために必要だった田んぼや樹木(薪)などが、使われずに放置されてしまうと、それまで里山に生息していた生きものたちもいなくなってしまいます。「八王子滝山里山保全地域」でも、田んぼなどの環境を整えることで、一度はいなくなってしまった動植物がたくさん戻ってきたそうです。

里山の環境を維持していくためには、人が手入れをしていく必要があることがよく分かりました!

里山体験

みんな真剣にリーダーのお話を聞いています。

自然体験

実際に地域内を散策しながら、自然観察に続きます。これは、外来種のアライグマが木に登ったときについた爪痕だそう!アライグマは木登りが得意なんですね!

アライグマの爪痕

ボランティア

いよいよ、樹木の伐採です。今回切るのは樹齢10年ほどの桑の木。日当たりの良いこのエリアを草地として活用するため、間伐していきましょう!

伐採

リーダーがチェーンソーを使って伐採するところを、みんなで見学します。

チェーンソーは迫力満点!ブーン!という大きな音を鳴らしながら、あっという間に切り倒してしまいました!かっこいい~★

間伐

切り倒した木はそのままでは使えないため、みんなで「枝払い」と、「玉切り」という木を細かく切り分ける作業を行います。

枝払い

ノコギリで余計な枝を払っていきます。

枝払い

最初は皆さん、恐々ノコギリを扱っている様子でしたが、飲み込みが早く、どんどん作業が進みます!

玉切り

環境保全

玉切りした木を更に細かくするため、薪割りをしていきます。

実際に薪として使用するためには、薪割りをしてから、2年近く乾燥させる必要があるそうです。保管場所を確保するのも大変ですね。。

手動の薪割り機に木を挟んでセットし、ハンドルを動かすと裂けるように割れていきます!

薪割り機

少し力が必要ですが、頑張って~!

ボランティア

こちらは、輪の中に木をセットしてハンマーで叩いて薪割りができる道具です。どちらも直接刃に触れずに薪割りができるので、初めてでも安心ですね。

めっちゃ楽しい!という声も聞こえましたよ♪

ハンドリングクラッカー

薪割り体験

自分で割った薪と一緒にパシャリ★

学生ボランティア

枝払いをした枝は、薪にできるほどの太さがないため、チッパー機に入れて粉砕し細かいチップにしていきます。

チッパー機

みるみるうちにこんなに細かくなりました~★

粉砕したてのチップは、少ししっとりしていて木の匂いを感じることができました。

チップ

最後に、ご参加くださった皆さんに「活動参加証明書」をお渡しして、本日の「里山へGO!」は終了です!活動が終わるころには、気温が上がりぽかぽか陽気になっていました(^^)

ボランティア活動証明書

初めてボランティア体験をする方も多かったかもしれませんが、自然の中で活動する楽しさを感じ、また参加してみたいと思ってもらえたら嬉しいです。今後も様々な世代の方に活動を楽しんでもらえるよう、イベントを企画していきますのでご期待ください!

梅

今回、ご指導いただいた団体、NPO法人自然環境アカデミーでも活動への参加を募集しています♪

詳細はこちら⇒ http://www.shizen-academy.org/index.html